Mac Studio M4 Max を導入

3Dもコンポやエディットもメモリ不足やGPU依存の傾向の強まりなどで
今年の初めぐらいから如実にパワー不足を感じていました。

※1曲分の映像を作らなければいけないのに、2フレームぐらいしかプレビューできないとか 汗

また、Apple intelligenceが実装されるタイミングで
macOSが必要するマシンパフォーマンスのレベルが1段階上がった感じもあり、
先を見据えて少々予算面での無理をしてでも新規導入するという運びとなりました。

差し当たってすぐにこのパフォーマンスを必要とするプロジェクトがあるという状態ではないので
色々環境構築にかんする検討をしようと思っているのでセットアップは完全には終わっていませんが
気になったのでCinebench2024で3Dのベンチマークをやってみました。
これCinema4Dを使わない人にとってはもしかすると
実作業にあまり反映されないという実感の方もあるかもしれませんが
Cinema4Dを日常的につかう者としては結果と実感は一致します。

ということで、まずは結果をご覧ください。

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Blender Exporting FBX with Animations is Taboo ! (My Rule)

やっと、わかりました。今時こんなにエクスポートやセーブに時間がかかるなんてクソだなーと思っていたんです。

Blender からのFBXエクスポートなんですが、、、

シーン内に隠れているセーブを重くしている原因はわからないながらも、
C4Dでインポートするととんでもない量のテイクが含まれている。
重い理由がこのテイクが生成されることであるのは明白でした。
しかし、なぜ莫大なテイクが出力されるのかまったく想像がつかない。

原因がわからないのでどうにも対処のしようがない。
正直、Blenderの仕様はシーン・オブジェクトに限らずなんでもかんでもコレクションでの管理だったり
想像しうることの範疇を超えているので想定しようなんてのはムリスジです。

これまでにも、たびたびポメロ越田くんから作画レイアウト用CGガイドのBlender→3dsMaxの
シーンコンバートの依頼をいただいていたんですが、、、
正直、ここ最近は辟易としていたのでした。圧縮することのできない謎の待ち時間が作業時間に転化し
さらには、当然ではありますが実際にコンバートがうまく行っているという保証もありません。

作画用レイアウトガイドシーンコンバート

そんななか、恐怖の依頼が来ました。
こちらの気乗りしない感じを察してくれて1シーンに複数カットのカメラを合成してくれたり、
必要なオブジェクトのみにシーンを整理してくれたりと手を尽くしてくれ、最初は軽いというほどではないまでも

あーーこれなら大丈夫かなー

という感じでした。

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AfterEffects Script Update
92Split Batch , MasterAepSaver

どちらのスクリプトもこちらに起因するアップデートプラスアルファです。

92(Que to) split batch

まずは下記のスクリプトのアップデートです。

これ個人的に結構便利だったんですよね。
正直ライブ時以外は、あまり使用機会がないかもなーなんて思ってたんですけどめちゃくちゃありました。
movで複数同時に書き出せるの楽なんです。
マルチマシン設定とまではいきませんが上書きせずにmovを書き出せるんです。

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AfterEffects Script Mac (Apple Sillicon)で
system.callSystem() がフリーズする原因判明

やっとわかりました、、、てか既知のバグ、既知のエラーだそうで、しかもテストしてみたところ
継続して24までも修正されていない状態。Adobeさんはマジでふざけてますな 笑

※25に関しては全く別物な感じだと思うのでテストはしていません。

前出のエントリーにありますが、この段階でもう少し検証していればわかったのだろうと思います。
AE自体がレインボーカーソルでフリーズしてしまうのでとてもストレスフルで
検証の詰めが甘くなってしまった感はいなめません。

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Mac Winrarを使ってみる Revenge

Winrar Mac版に関して以前使い始めブログエントリーもしたのですが

Mac Winrarを使ってみる

展開する際にエラーが発生してしまうということで使用を断念し
Windows環境との協業においてはkeka CLIにて7zを使うようにしていました。

備忘録 Keka cli

ひょんなことから、ここ最近はWinrarで圧縮することができるようになったので
Windows環境との協業に限らずデータのやり取りをする場合にはrarを使うようにしています。

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Python Convert Focal Length and H-FOV to each other

FBX Python SDKでBlender と 3ds Max間の出力シーンの画角アニメーションの変換スクリプトを
書きはじめてみています。
以前にアンダースキャンレンダリング用のスクリプトを書いた時にほぼ同内容の変換をやった気になっていましたが
ちょっと違っており、かつメモとしてあって良さそうなもんなのでPythonの関数としてママをおいておきます。
mm、インチ、ディグリー、ラジアンなど値が入り混じるワナにハマることがあるので気をつけなきゃだなー
なんて思いつつ、mathのみで成立させられるなんて便利だなーなんて思ったりもしました。

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FBX Python SDK Blender ↔︎ 3ds Max
Camera Animation can Not be converted !

普段は3ds Maxを日常的・能動的に使うことがないので詳しい事情はわからないのですが
カメラに関してちょっと特殊な感じがしています。

Film Offset

まずMayaやCinema4Dでいうフィルムオフセット、Blenderでいうレンズ→シフトがありません。
代わりなのか、そういうわけでもないのか、仰・俯角を補正するモディファイヤがあったりします。
とかくフィルムオフセットがあるシーンをMaxに渡した際は
最終的には目合わせや大きく出力してトリミングするといった手法をとることになると思います。

Lens Animation

そして少し前に発覚したのがレンズのアニメーションに関して。
Maxからは水平視野角のみしか出力されないようです。
もちろん、焦点距離は諸条件から連動した絶対値になるので
あえて持つ必要がないという考え方も理屈ではわかります。
が、この先困ったことに遭遇することがおそらくそれなりの頻度で発生しそうな気がします。

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ユーティリティ GhostScriptとPythonでPDFを単純圧縮

PDFに接する機会が日常的にあります。コンテや設定資料などをPDFで受け取ったり
請求書をPDFで送信したりと日常的に使います。

今回はChromeでページプリントアウトをPDFとして保存する際に
おそろしく重い場合があるのでそれを単純に圧縮するというのを
GhostScriptとPythonでやってみました。

実寸A4以下の領収証を出力した時に18MBとかになるとどんだけハイクオリティなんだよ
と思うことがしばしばありました。exrなのかと思うほどの重さです。
それも画像なしテキストとパスのみでそれっておかしすぎる。
以前は手作業で保存しなおしたりしてたんですが、それなりの数があるとめんどくせー。
しかもイヤイヤやるから名前の粒もそろわねー。
てことで、後学のためにスクリプトでも書いてみようってかんじです。

楽をするための努力なら、まずまずできるタイプです。先々を見越して打算的に努力できます。

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Blender Python Script Grease Pencil to Data
(Convert to TimeRemap Data for AE)

まず最初に
このGreasePencilってレンダリングに関してeeveeにしろCyclesにしろ重いなー
こんな状態なら必要分だけ書き出した方がいいなー
と思っていたところからこの試みは始まったわけですが、、、
この問題はそもそもビューポートレンダラーを使用すれば解決するというオチでした。

※海外フォーラムでその記事を読んだ際には
えーー!!!?
と思ったのと同時に
いや、そらそうか!
とも思う爽快な納得感が春風のように吹き抜けました。

しかし、ともあれBlender上のキーフレームデータを
AEに渡すことができるというのはアニメーションのタイミング調整をする必要が発生した時などに、
まずまず有益だろうとおもうので一応自分で納得できるところまで進めてみました。

過去エントリー

つまり、ClipStudioタイプのタイムシートcsvです。

Blender→AEで動作確認
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JangaFX LiquiGen リアルタイムで水のエフェクトをつくる

ポメロ越田くんから水の処理に関してご相談いただき、以前からお互いに注目していた
JangaFX LiquiGenでも使ってみっかっていう流れになりました。
当然、明日、明後日、、、遅くとも今週中にアガリをくれという作業ではなく
急ぎでもないのでR&D絡めてニューツールの可能性をはかるためにイッチョやってみよーという取り組みです。

個人的にも以前使ったEmberGenのリアルタイムの威力が凄まじかったため、
そのうち使ってみたいとは思っていました。
そして、ライセンスを取るなら少々高くてもLiquiGenを含むSuiteだなとも。
結局BlackFridayセールでは見送ったので購入はしていませんが。

さて、このLiquiGen、現在アルファ版の状態で無償・制限なしで使えるのはTrialの2週間のみのようです。

水をLiquiGen、それを貯めているレンガの池をC4D、草庭含め奥を画像生成AIのFireflyでそれぞれ作成
ポメロの案件を前提としているのでアニメ美術調のルックコンセプトでコンポジット

 

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Blender Python 開発中セレクトダイアログを使う時はPySide

セレクトダイアログのシンプルなAPIが当然あるとおもって取り掛かったんですが、、、、

ネットで情報をあたりつつ確認のため公式Python APIをみてみるも恐ろしくごちゃごちゃしておる。
本格的にBlenderとマッチしたUIをつくるようなプロダクションレベルに仕上げる時は
そうしたいという意向もなくはないが、
開発段階でサクッとカジュアルに保存先としてディレクトリを指定したいぐらいの場合は
ちょっとしたことなのでその必要は全くないのです。
ということで、そこはショートカットしたいのでtkとかPySideとかダイアログが用意されている
既存のものをつかえないのだろうか。

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Blender GeometryNodes考 その1

これが無料なのか、、、おそろしい、、、
以前にもさらりとチュートリアルをしたことがありますがあらためて触っています。

ノードベースのプログラミングとしてはC4DのXpressoも一緒ですし
雰囲気的にはMographをXPressoで組み上げる感じなので違和感はありません。

ただ、ちょっと気になっていることもあります。
XPressoでもシンプルなノードのみで何かしようとすると
ひどく煩雑でごちゃつくことが多くあります。
それはシンプルな値の計算や条件分岐みたいなことです。

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