May’n 20th Anniversary Concert Gratz from MACROSS F

テイクワン竹内さんからの依頼で、ステージ映像のテクニカル+アルファ効果演出として
少しだけお手伝いさせていただいております。毎度のことですが、感謝・感謝です。

ご興味のある方、詳しくは公式をご確認ください。

SANKYO presents May’n 20th Anniversary Concert Gratz from MACROSS F

May’nさんのLiveです。
マクロスFも気がつけばすでに20年以上前の作品なんですね。
私はTVシリーズには関わっていないので、作品としての実感といいますか
経験というものがありませんが、多くの知り合いが関わっていたのでその雰囲気は共有していました。


今回の依頼の中心は作品当時のコンポデータなどを再利用し
ライブ用の演出をプラスするという感じです。リアルタイムの合成なども加味したモノです。

20年前のコンポの再利用はいよいよ限界がきていますが、
代用可能なプラグインをつかいつつ、諦める部分は深追いせずに捨て、
ギリギリベースの素材として使用し新規の効果をつけステージ用映像素材とすることができました。


Blender Python Script Grease Pencil to Data
(Convert to TimeRemap Data for AE)

まず最初に
このGreasePencilってレンダリングに関してeeveeにしろCyclesにしろ重いなー
こんな状態なら必要分だけ書き出した方がいいなー
と思っていたところからこの試みは始まったわけですが、、、
この問題はそもそもビューポートレンダラーを使用すれば解決するというオチでした。

※海外フォーラムでその記事を読んだ際には
えーー!!!?
と思ったのと同時に
いや、そらそうか!
とも思う爽快な納得感が春風のように吹き抜けました。

しかし、ともあれBlender上のキーフレームデータを
AEに渡すことができるというのはアニメーションのタイミング調整をする必要が発生した時などに、
まずまず有益だろうとおもうので一応自分で納得できるところまで進めてみました。

過去エントリー

つまり、ClipStudioタイプのタイムシートcsvです。

Blender→AEで動作確認
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JangaFX LiquiGen リアルタイムで水のエフェクトをつくる

ポメロ越田くんから水の処理に関してご相談いただき、以前からお互いに注目していた
JangaFX LiquiGenでも使ってみっかっていう流れになりました。
当然、明日、明後日、、、遅くとも今週中にアガリをくれという作業ではなく
急ぎでもないのでR&D絡めてニューツールの可能性をはかるためにイッチョやってみよーという取り組みです。

個人的にも以前使ったEmberGenのリアルタイムの威力が凄まじかったため、
そのうち使ってみたいとは思っていました。
そして、ライセンスを取るなら少々高くてもLiquiGenを含むSuiteだなとも。
結局BlackFridayセールでは見送ったので購入はしていませんが。

さて、このLiquiGen、現在アルファ版の状態で無償・制限なしで使えるのはTrialの2週間のみのようです。

水をLiquiGen、それを貯めているレンガの池をC4D、草庭含め奥を画像生成AIのFireflyでそれぞれ作成
ポメロの案件を前提としているのでアニメ美術調のルックコンセプトでコンポジット

 

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AfterEffects Extension(CEP) TimeLine Launcher(React)
プロジェクト難読化スクリプト1Gを追加

何かしらExtendscriptではなくjsの追加ライブラリで作った値やオブジェクトを渡すようなことをしてみたいと
おもったのですが、パッと簡単なものが思いつきませんでした。
基本的にExtendscript側では簡単なことしかしないようにしたいですし
そうなると限られてくるよなー、便利なモノ、、、思いつかんなーと悩んでました。

ということで、久々の意地悪系スクリプトです。
まーほぼ使うことはない意地悪系スクリプトですが
これまでにはエクスプレッションを含むトランスフォーム、パラメータのフルベイクのようなものが代表例です。
ちなみにこれは尺にもよりますがaep自体が1GBを超え、起動するのに1時間以上かかるようなものになったりします。

さて新たにつくった意地悪系スクリプトはプロジェクトの難読化スクリプトです。
フッテージ、レイヤー、エフェクトそれぞれの名前を
jsに追加したライブラリから出力したハッシュ値にしてみようってことですね。
個人的にはそこまで意地悪でもないかなとは思います。
プラモデルの説明書やバイクのサービスマニュアルなども部位に割り振られたアルファベットなどと
番号の組み合わせだったりするわけで名前を持ってヒントとする、、、
名は体を表すというのが無用に親切であるというだけ。

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AfterEffects Extension(CEP) TimeLine Launcher(React)
単機能スクリプトを収束

以前のエントリーは旧来のextendscriptのローンチャをCEP(React)で単純置き換えしたわけですが
TimelineLauncherとして1ファイルだったExtendscriptを分割し、
多少の手入れは必要なもののindexになるtsで、モジュール的にimportすることで
使用可能なことがわかったのでLaunchPadの整理を兼ねて
これまでに作った単機能のスクリプトを実装しています。

その際、やはり数が増えて煩雑になることで何がなんだかわからないような状態になるのをさけるため
マウスオーバーで表示されるツールTipをつけました。これもcssだけでつけることができるのでとても楽です。
さらに、ディレイなども気軽に自由に設定できる即時性は精神衛生上もとてもよいです。
ツールTipは純正のLaunchPad使用しているときにつけたいなーおもってたんですよね。
ファイルパスの表示は別にいらなくね?とも思ってましたし 笑

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AfterEffects Extension(CEP) 開発環境考 その2
Webpack5 + React + Typescript

CEP開発にReactを導入してみました。

というのも、、、いささか古くなったので自社サイトのリニューアルを検討しています。
どうせなら、現在のphpを基調とした仕様から脱してみようと考えています。
それならばReactかなということで触り始めてみました。
導入のチュートリアルをこなし、まず思ったのが
html、css、jsという根本こそ同じだけれど書き方とか考え方とかは結構別物ってかんじです。
率直な感想はモダン。

いきなりこのReactを用いて本番でサイトのリニューアルに手をつけると、
すぐに再リニューアルが必要になるようなモノになるか
最悪は途中で諦めてReactの導入を断念、元に戻るになりそうだなと感じたので
すこし肩慣らしをしようということで、SPAでのUIを作成するアイティアが浮かびやすい
CEPをいくつか作ることでテストパイロットとしてみようと思います

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AfterEffects Script OutputPath Property Short-Hand

AEのレンダリング設定に関しては、最初からずっと引っかかるところがあるわけですが
実際のところは、気軽に使えると便利なカスタムプリセット用のプロパティが用意されているので
これを再利用してみようかなーと思い立ちました。

カスタムプリセットを作るのもいいですが、正直増えると煩雑でわけわからんくなるし
かといって、ファイル名を手打ちすると日付など一部フレキブルじゃなくなるプロパティもある。
というのが発端です。なお手打ちはミスの多い筆者はぜひ避けたい指定方法です。

ということでスクリプト使ってプリセット用プロパティのショートハンドを利用することにしてみました。
CLI(コマンドライン)のオプションみたいな感じで理想は1文字ですが
そうでなくても意味付けを損なわず極力少なくというのが目標です。

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AfterEffects Extension(CEP) 開発環境考 その1

むむ、、、むずいですね。
以前のエントリーでExtendScriptの開発環境をWebpack+Typescriptで構築してみたりしたわけですが
CEPであれば一般的な計算(ツールに依存しないモノは全て)なども含む、
UIをhtml5、css3、jsでモダンに構築できることがわかったので環境をどう作るかで迷ったりはまったりしています。

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AfterEffects Extension(CEP) 普通のこと

UI作る上でhtml5,css3を使えるのは便利ですね。
10年前なら煩わしいと思ったでしょうし、実際触手が触れることもなかったわけです。
これReact、vue、Nextなどでシングルページでwebアプリつくってるような
フロントエンドのエンジニアさんなら、Patecなんかよりもずっとかっこいいモノが作れるのだろうと
想像して歯噛みしています。

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AfterEffects Extension(CEP) Getting Started

webpackをベースにweb制作を経験し、Typescriptも使用しAE scriptを書いたりしてみている、、、、、

これってCEPというやつでかけそうじゃね?
とふと思ったわけです。そもそもweb制作関係・フロントエンドの知識が皆無だった15年前にはじめて
ひたすら必要になったAE用ツールをExtendScriptで書いてきました。

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AfterEffects Script Typescriptで書きWebpack5でTranspile

すでに色々な情報がネット上に出回っているので
あえてエントリーする必要はないとおもいますが、私的な備忘録も兼ねて。

現状はできると楽!って感じのレベルのスクリプトどころか、検証用しか書いてませんが
スタジオポメロのwebリニューアルでTSを書きはじめたので、
映像の方にも活かせるなら、、、と考え
せっかくなんで調べて環境を作ってみました。そしてできるもんです。
これでTSにも日常的に触れていくことができそうです。

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