どちらのスクリプトもこちらに起因するアップデートプラスアルファです。
92(Que to) split batch
まずは下記のスクリプトのアップデートです。
これ個人的に結構便利だったんですよね。
正直ライブ時以外は、あまり使用機会がないかもなーなんて思ってたんですけどめちゃくちゃありました。
movで複数同時に書き出せるの楽なんです。
マルチマシン設定とまではいきませんが上書きせずにmovを書き出せるんです。
今回Mac同士であればネットワーク越しであっても関係なくマウントすることで
気軽にレンダリングに参加できることに気がつきさらに便利に使えるんじゃないかと思ったのでした。
※各マシンでマウントするvolume名の重複(Macintosh HDなどはマウント時に変更されるためNG)がないことや、
フッテージの所在volumeをもれなくすべてマウントできるなどの条件はあります。
AEでネットワークレンダーする際のフローとして、、、
ファイル収集とかフォルダ監視とか面倒くさいなーCinema4DのTeamRenderみたいに気軽にできればなー
と思ってたんですよね。さすがにそれよりは世話がやけると言えますがネットワークでvolumeをマウントして
バッチを実行するだけでキューを分散してレンダリングが可能になるのが良いです。
ジョブマネージャーの様なUIがないのもマイナスポイントでしょうか。
んで、アップデート内容としてはcallSystem()の日本語入力によるエラー回避ユーティリティの実装は当然として
レンダリング時の不用意な上書き回避策として
- 出力ファイル名への日付の付与オプション。(不用意な上書き防止)
- 連番静止画ファイルへの対応
という2点です。
前者はmovのため上書きで取り返しがつかなくなるのを避けるためと、
ライブなどの作業の場合はPrで編集しながら進めることもあるのでバージョン比較するためです。
もちろん日付を付与しない様にもできます。
後者はアルファ付きのフッテージを出力する場合にProRes4444だと重すぎるので
TiffのCompressed連番などで出したいことがあるからです。
それでキューの途中に混ざってたりすると気付かずに無駄打ちしてイラっとするという
精神衛生上の問題も発生しまう。
レンダリング設定は上書き防止のため強制的にマルチマシンに変更します。
MasterAepSaver
これはリテイク・修正/調整依頼があった場合に
比較用・万が一のロールバック用にその時点のaepをファイル名にタイムスタンプなどを付与した上で
コピーしておくというシンプルなスクリプトです。
また、レンダーアイテムの出力名にプロジェクト名を使用している場合は
それが変更されずに済むので(同名ファイルであればAE、PR上などで自動でリプレイスされ)便利だったりします。
こちらもcallSystem()の日本語入力によるエラー回避ユーティリティの実装をしたんですが
AEのスクリプトでファイルのコピー・リネームを実行すれば、そもそも回避できたんだとコードみて気づきました。
しかし、そもそもシェルなら
cp
だけでできるのでこっちを使ってしまっていたというのは仕方がないことだと言えます。
結局そのままにcallSystemでcp実行してますしねw
さて、プラスアルファとしてはコピー時のファイル名にAEのバージョンも付与することにしました。
最近古いaepを開くこともしばしばあるので、先々を考えてつけてみた次第です。
古いaep開いて、これはバージョンいくつでと言われてもピンときませんし
この先の状況次第では開く意味があるかないかということの判定材料にもなると思います。
だって2025開いたら、プラグインのエラーなんかがもー
ぜんぶじゃね?
ってぐらいリストアップされてきますからねw
あれを見せつけられたら自分の無力さを思い知らされて
古いaepを開こうなんて気はさらさら起きませんw
ということで今回ライブの作業終了後の忘れないうちにスクリプトをupdateしました。