ワルキューレ 3rd LIVE  『ワルキューレは裏切らない』 at 横浜アリーナ

ビックウエスト/フライングドッグ


Project information

映像ディレクター:竹内康晃
クライアント:ビックウエスト/フライングドッグ

Credits/Roles
  • CG
  • コンポジット
  • アートディレクション
Software (Main)
  • Cinema4D R19
  • GreyscaleGorilla Signal
  • X-Particles 4
  • Physical Renderer
  • Cycles4D Renderer
  • After Effects CC 2018
  • Red Giant Trapcode Form
  • Red Giant MagicBullet Looks4
  • Video Copilot Optical Flare
  • Illustrator CC2018

MotionGraphics / Composite

劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ本編で登場したキューブ型のオブジェクトを模したモデルを用意いたしました。
あくまでライブの邪魔になるような奢侈な感じにならないよう電飾等のデコレーションをせずプリミティブに近い形におさえてあります。
アニメーションに関しては制作期間が短かったため汎用性のあるループパターンとして設計しました。
最初にランダムエフェクターで制作しようと模索しましたが、ループの方法がみつけられず
海外のフォーラムでシェーダーエフェクターをつかう方法を発見し解決にいたりました。
さらに、スケール以外の各トランスフォーム毎にシェーダーエフェクターを用意しグループエフェクターで
強度を一元管理しキーフレームアニメーションではなくGreyscaleGorilla Signalをつかうことで
長尺のアニメーションパターン調整の作業をスプライン形状操作で簡略化することができました。
同様に、シェーダーエフェクターのノイズのループサイクルの値はXpressoで一元管理しリテイクにそなえました。
この手法で開場〜開演までのメインスクリーン映像と新曲のEM03:チェンジ!!!!!のループパターンを作成しています。
EM03の頭サビに関してはX-Particles4を使用しリッチに演出しました。
この際にCycles4D Rendererを使用することでトレイルカラーをパーティクルソースから引き継いでいます。
もちろん、ワルキューレメンバーのイメージカラーに設定してあります。

他にもEM03では春夏秋冬の移り変わりを表現したトランジションパターン(4seasons)も作成していますが
簡易エフェクターとSignal、Xpressoでのデュレーション連動でテスト再生を繰り返す上での作業効率をねらいシーンを設計しています。

パート担当としてはEM01 '恋! ハレイション THE WAR'のコンポジット・VFXも担当させていただきました。
こちらはOFFLINEエディットのムービーデータから、本番用のカットとしてVFXおよび繋ぎなどの演出を加えて仕上げました。
テンポが良く、アウトラインのはっきりした曲なのでイメージが湧きやすく公演冒頭で盛り上げるための一助になったであろうと思っております。
細かいところではサブスクリーン(メインスクリーン以外の小さいスクリーン)のループ数パターンとMC用モニターグラフィックスetc…作成しました。
スケジュールはあまりありませんでしたが重要なところを新しいチャレンジをしつつ、担当できたことで喜びも大きいです。


MotionGraphics Reel